昨日サロンにいらしたKさん(40代女性)。

Kさんは整体師でもあります。

今年5月から、ご自身の身体を変えたいということで、当サロンのボディメイクプログラムに参加。

今回は5回目で「だいぶ身体がスッキリしてきたなー」と思ったら、今の体重の数値を見るのは数年ぶり、ここ数年でいちばん体重が減ったそうです。

食べる量はまったく減ってなく、変わったのはボディメイクを始めただけ。

つまりダイエットらしきことはしていないのに、ボディメイクだけで痩せたということです。

ちなみに、ダイエットとボディメイクをほとんど同じ扱いにしているところもあります。

ダイエットとボディメイクの違いに関しては、明確な定義はないと思います。

「ボディメイク=トレーニング」みたいにとらえている人も多いようです。

何度かお話していますが、僕が考えるダイエットとボディメイクの違いは、

●ダイエット:食事量やカロリーを減らし、運動して、つきすぎた脂肪や老廃物など余計なものをそぎ落としていくプロセス(引き算)であり、期間限定でおこなうもの。

●ボディメイク:足りない栄養素を優先的にとりながら、骨格系のバランスをとり、日常生活で使っていなかった筋肉を優先的に鍛えて健康で美しい身体を作っていくプロセス。
ダイエットと違って「足し算」思考であり、人生レベルで取り組むもの。

もちろん、場合によってはダイエットが必要なこともあります。

めやすとして、80キロ以上あって、明らかに不健康で太りやすい生活習慣がある場合。

ふつうではありえないレベルで食べ過ぎている場合です。

ただ実際は、太りすぎる原因は人によりさまざまで、特に女性はメンタル的な要素がからんでいる場合がほとんど。

僕が知るかぎり、女性で、単純に「食べすぎて太った」なんていう人は、じつはほとんどいません。

僕が「ダイエット」をあまりおすすめしないのは、どうしてもダイエットというと「期間限定」というイメージが強いからです。

ダイエット期間は徹底してがんばって、痩せたら卒業できる。

こういう考えが土台としてある限り、成功はぜったいにありません。

そういう意味でも、僕はボディメイクの方を皆さんにすすめているのです。

ボディメイクとは「からだ改革」であり「人生(生き方)改革」でもあります。

このことを本当の意味で理解できたとき、きっと今後の人生でダイエットは不要になります。

今まで自分を太らせてきたもの・・・それが変わらないかぎり、身体の根本は変わらないのです。

これは、健康面でも同じですね。