「痩せた身体」が美しいわけではない!
ダイエットというと、今でもまだまだ「体重」ばかり気にしてしまう女性が多いようです。
そもそも、なぜあなたが痩せたいのか?
その理由、目的をさぐっていくと・・・
やっぱり「キレイになりたい」ではないでしょうか?
だれでも、「貧相に」細くなりたいわけではないと思うのです。
今まで何度もくりかえしお話していますが、単に細いだけの貧相な身体は、けっして美しくありません。
痩せた身体が美しいわけではないのです。
単に体重を落とそう、減らそうとばかり考えていると、まるで棒のような貧相なからだになってしまうことがあります。
目的をまちがってしまうと、後になって大変なことになります。
だからこそ、僕は最近、あまり「ダイエット」ということばを使いたくないのです。
ただ、まだ今の時点では、「ダイエット」という表現をつかわないと、伝えたいことが伝わりにくくなってしまうので、しばらくはダイエットという表現を使いたいと思います。
理想の「美ボディ」とは?
サロンをやっていても、すごく伝わりにくいことなのですが、
ほんとうにうつくしい身体とは、適度に筋肉や脂肪がついた、しなやかな身体なのです。
正直いって、棒のように細い身体の女性や、ボディビルダーのような「筋肉だらけ」の女性の身体も、男性からみたら、けっして美しいとはいえません。
ダイエットを意識している女性の多くは、世の中のダイエット情報から、
「とにかく体重を落とすことが大事」
「脂肪はできるだけ少ない方がいい」
といった、真実ではない価値基準をすりこまれています。
体重、体重・・・体脂肪、体脂肪・・・と、すっかり信念のようになってしまっている。
まずは、これを見直す必要があります。
筋肉が多ければいいわけでもなく、体重が落ちればいいわけでもなく、脂肪がなければいいわけでもないのです。
適度な脂肪は、女性らしい「美ボディライン」をうみだします。
「美ボディ」に必要なのは、メリハリ、です。
適度に筋肉や脂肪がついていても、メリハリがなければ、やっぱり美しくない。
では、メリハリとは、どうやったら出せるのでしょうか?
メリハリのある身体とは?!
メリハリのある身体とは「ゆがみや詰まりのない、しなやかな身体」です。
筋肉に「詰まり」があると、ゆがみができます。
姿勢も悪くなります。
当然、ボディラインはくずれてしまいます。
筋肉の詰まりは、日々の疲れや、かたよった身体の使い方などから発生します。
だからこそ、定期的に・・・
できれば毎日、身体にたまった「疲れ」や筋肉の「詰まり」をとってあげる必要がある。
そこでおすすめなのが、ストレッチなのです。
ストレッチは、日々のメンテナンスには最適です。
もちろん、ヨガなどでもOK。
ただ、ストレッチやヨガだけではとりきれない疲れや詰まりもあります。
ストレスや外からの影響で、一瞬でゆがんでしまうこともあります。
そのような場合、整体がおすすめです。
もちろん、整体ならなんでもいい、というわけではなく、
筋肉や骨格を適確にととのえられるような整体であることが大事です。
整体に関しては、別の機会にもっとくわしくお話しますね。
今回のさいごに、僕が以前からいろいろと参考にさせていただいているモデル、SHIHOさんの本より、
とても参考になる一節をご紹介します。
SHIHOさんは、美は当然ですが健康やマインドへの意識がとても高い、ほんとうに素敵なモデルさんです。
僕が伝えたいことを、ほんとうにわかりやすく表現されていて、すごいなぁと思います。
しかもモデルとしてずっと活躍されている女性なので、説得力がありますね。
ところが、実際ここでSHIHOさんが言っているようなことは、あまり重要視されていないのが現実です。
以下、SHIHO’Sビューティーセオリー(SDP)より抜粋
理想は「ゆがみのないからだ」
ゆがみのない整ったからだは本当に美しい。
それは、二の腕やおなかまわりなど目に見える部分ではなく、背骨や肩甲骨、股関節、それらを支える筋肉など、
からだの内側が整っているということ。
脂肪や贅肉のつきやすい人は、からだの内側のゆがみが原因のひとつ。
脚をくむ、いつも同じ手で重いものをもつなど、生活習慣からくるクセや猫背、筋肉バランスの悪さなど、
からだは気づかないうちにゆがんでいるもの。
そんなゆがみによる負担から、余分な贅肉がつきやすくなっているのです。
一生懸命、食事制限や運動をしても、からだが整っていなければ、無駄な努力になってしまう。
それよりも、ゆがみを知って改善する努力をするほうが、キレイなからだを手に入れられる近道。
内側のゆがみがなくなれば、消化や代謝がよくなり、贅肉のつきにくい体質に。
美ボディを目指すなら、まずはゆがみチェックをして自分のからだを知ろう!