~Oさんが5ヶ月で14キロ落ちた理由~

今回は、当サロンに通われているOさんの体験談とインタビューをご紹介しながら、今年2月の時点でなにもやる気になれないと言っていたOさんが、5ヶ月で14キロも体重が落ちた理由についても解説します。

体重的にはまだまだありますし、ボディメイクもこれからで、まだ本当の意味で成功まではいかないかもしれませんが、今に至る経緯は参考になることがたくさんあると思い今回ご紹介しました。

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プログラムの感想

フィールドを上げるための部屋の片付けが最初のきっかけで始まったダイエット。

きわめつけの大好きなアーティストさんとの写真撮影会で、さらに綺麗になりたいと思うようになった。

ダイエットで痩せることだけを考えていたころはつらかったことが、プラスしてきれいになりたいと思うようになると、一日一食もあたりまえになって、朝夕のウォーキングも習慣化された。綺麗になることが楽しくなった。

さらに気持ちの変化として、人に対しての優しさが体中からあふれ出して、幸福感が充満するようになった。

体重の変化

平成30年1月29日 86.1キロ

平成30年6月8日 76.5キロ

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今年1~2月の時点で「なんにもやる気になりません・・・」と言っていたOさん。

そんなOさんですが、たった4ヶ月で10キロ体重が減り、見た目も劇的に変わりました。体調もここ数年で最高に絶好調。まわりのみんなからも「キレイになった」「違う人になったみたい」と言われるそうです。

そしてなにより、4L・3Lサイズがふつうだった服が、ブランドによってはLサイズを着れるように。

「大きいサイズのコーナーでしか服を選べなくて、友達と買い物にいっても友達が服を買うのを待ってたのが、今では一気に服の選択肢がふえて、服を見るのが楽しくてしょうがなくなりました♪」

ということで、最近、とてもおしゃれになってきました。

Oさんがすごいのは、服だけでなく髪型も変え、ネイル、メイクなど、次々と一気に動き始めたこと。

ここで気になるのは・・なぜ、2月の時点で「なんにもやる気にならない」状態だったのが、短期間でここまで変わったのか?ということ。

そのことについて今日、Oさんに直接インタビューしたので、引き続きご紹介します。

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【ヒロ】

今回の変化のきっかけは?

【Oさん】

小さいころから苦手だった片付けをはじめたこと。

【ヒロ】

一日一食ってふつうなかなかできないし、できたとしても反動で過食になる人が多いのですが、どうやって一日一食を続けているんですか?

【Oさん】

固形食は一日一食だけ、おやつも食べず、おなかがすいたら野菜ジュースや飲むヨーグルトを飲んでいます。

そのかわり一食は好きなものを食べています。昨日もランチ、パスタにピザ食べ放題のお店に行きました。

最初のころは毎晩「食べちまおうか」と思ったけど、家族の夕食づくりを「仕事」と考えるようにしたら大丈夫でした。

最初は少しキツいけど、ちょっと続けてみたら食べる楽しみよりも100倍くらいのメリットがあります。

食べるのが減ったら自分の時間が増えて、朝も3時とか4時に爽快に起きれるように。起きてすぐドライブに行きます。夜が明けていく中でのドライブが好き。

充実していて楽しくて(脳から)ドーパミンが出ているのがわかります(笑)

ただ楽しいだけじゃなくて、「やっぱ自分は幸せだな~」という、重みのある幸福感。

【ヒロ】

あまり食事を減らすと後で過食になったり、まわりの人からも「食べる方がいいよ」と言われたりすることが多いのですが・・・その辺はどうですか?

【Oさん】

私も以前はそうだったからわかります。今回は「痩せたい」じゃなく、大好きなアーティストに会うために「きれいになりたい」に変わったから、反動はないです。

まわりの人から反対されないのは、私があまりに元気で楽しそうで、痩せていくことへの「悲壮感」がないから。

「若いねー」と言われます(笑)

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じつは今日、インタビューさせていただいたときに、「今朝体重測ったら71.9キロになってました」と報告いただきました。

Oさんの初来院時91.9キロあったので、ジャスト20キロ減。

一日一食というと、ほとんどの人が「えー!」「私には無理」という反応がきます。

Oさんが一食でうまくいっているのは「好きなものを食べる」ようにしていること、そしてそれ以上に「大好きなアーティスト」の存在も大きいと思います。

「自分がきれいであるための明確な目的」がひとつ増えたのです。

どうしても食べすぎる人、なかなか食事をコントロールできない人は、ほぼ例外なく「食べることがいちばんの楽しみ、幸せ、癒し」になっています。

Oさんも以前はそうだったみたいです。

でも今は大好きなアーティストの存在、ドライブ、おしゃれ・・・キレイになりたい、という想い・・・

そういった、食べること以外の楽しみ、生きがい、癒しが増えたことが、一日一食でも大丈夫な理由だと思います。

ポイントとして「最初は少しきつい」ということ。

多くの人は、最初の「少しきつい時期」をなかなか超えられません。

また、「きつい」で終わってしまい、Oさんが言うような「食べる楽しみより100倍のメリット」までなかなか到達しないのです。

ストレスをためながら食事を減らそうとすると、悲壮感が出たりイライラしたり反動がきたりします。

僕としては、皆さんに、無理に食べる量を減らすことはおすすめしていません。

一日一食にしなければ痩せないわけでもありません。

ただ、食べすぎがなくなるだけでも内臓の負担が減り、身体や気分が軽くなることはまちがいありません。

食べものへの依存度を減らしていくために、無理に食べる量を減らすのではなく、まずは、食べること以外の楽しみや癒しを見つけていきましょう。

それと「痩せる」ということがいちばんの目的になっていても、やっぱりなかなかうまくいきません。

痩せる、というのは、結果としてそうなることであって、無理に痩せようとするのではなく「キレイ(美)」を追究する。

さらにその先の「自分がキレイでいたい理由・目的」があれば、成功率は一気に高くなります。

これは、とても大事な考え方なのですが、今までずっとダイエット思考だった方は、本当の意味で理解できるようになるまでに時間がかかります。

じつはOさんもずっと、ダイエット思考のままでした。

今のような思考になったのはけっこう最近(汗

Oさんが言われる「優しさ、幸福感」があふれてくるのは、脳内ホルモンの影響です。

それは歩く習慣によるものも大きく、良い脳内ホルモンを増やすには身体を動かすのがいちばんなのです。