痩せたい人のほとんどは、食事量を減らそう、減らそうとします。

食べすぎているから太る。だから食べる量を減らす。

これが、ダイエットの常識ですよね。

でも・・・

食べたいのにがまんすることほど、ストレスになることはないと思います。

期間を決めればガマンできるかもしれませんが、それもやがて限界が。

問題なのは、その「限界」がきたときなのです。

せっかく、食べたいのをがまんして、がまんして痩せたのに、食欲が止まらない。

やめよう、と思うほど、もっと食べたくなる。

食べすぎた自分に「食欲をコントロールできないダメな自分」と、ダメ出しします。

ダメ出ししながらも、さらに食べてしまう・・・

これが、食べたいのをがまんして痩せたあとで、多くの人がおちいるパターンです。

「先生は痩せてるのに、なぜそんなに太ってる人のことがわかるんですか?」

とよく質問されます。

それは、僕自身が、コンロトール不能におちいった食欲にふりまわされた経験があるからです。

僕の場合はダイエットではなく、食事療法だったのですが、食事制限をしていたという意味では同じ。

とにかくいつも、食べたい欲求と闘っていました。

そしていざ、食事療法を終えると・・・

待っていたのは、自由に食べられる幸せな日々。

・・・・・ではなく、猛烈な食欲との戦いでした。

このときの経験から、無理やり食べたいのをがまんするのは長期的にみたとき絶対にダメ、と学んだのです。