リバウンドの正体と防止法(1)

この「体重増加」は気にしなくて大丈夫

「リバウンド」。

あなたは経験ありますか?

僕がとても気になるのは、痩せたあと体重が少しでも増えると「リバウンド!」と言う人が多いこと。

朝晩の体重の変化を観察していくとわかるのですが、女性の体重は1日単位でかなり変動しています。

朝と夜で1キロ前後違う、なんていうことはとてもよくあります。

むくみやすい女性は、数日で1~3キロくらい変動することもあります。

たとえば、僕のサロンにほぼ毎週欠かさず通ってくださっているNさんは、そのときの生活状況とか、身体のコンディションなどでふつうに3~4キロ増えたり減ったりします。

以前は体重の変化をとても気にされていたのですが、今では3キロくらい増えてもほとんど気にせず、そのままの生活を続けているとまた自然に体重が落ち着いてくるのです。

もとの体重などにもよりますが、1~4キロくらい体重が増えるのはリバウンドと考えず、あまり気にしないほうがいいと僕は考えています。

リバウンドの正体とは?

では、どんな状態をリバウンドというのでしょうか?

・じわじわと体重の平均値が増え続けていくとき

・ダイエット前の体重よりかえって増えてしまったとき

・ダイエット前より明らかに太ってきたとき

・食欲が異常になりコントロールできないとき

このような場合は要注意!

では、くわしく説明していきましょう。

1)じわじわと体重の平均値が増えていく

これは体重の記録をとっている場合、すごくわかりやすいです。

体重グラフが右肩上がりで少しずつ増えつづけていくのです。

これは、無理な食事制限、急にハードなトレーニングをしたり、自分に合わない断食、ファスティングなどを一定期間おこなった後でよく見られる現象です。

その結果、

2)ダイエット前よりかえって体重が増える

3)ダイエット前より明らかに太る

という結果につながっていきます。

そしてその原因として、

4)食欲が異常になって、コントロールできない

ようになっていることが多いです。

わかりやすい例をあげると・・・

・もとの体重が55キロ

⇒食事をかなり減らして50キロへ

⇒反動で甘いものがやめれなくなり・・

⇒少しずつ体重が増え始め・・・

⇒体重を測るのがこわくなり・・

⇒おもいきって体重を測ったら60キロ近く

⇒ダイエット前よりかえって5キロ近く増えている

というパターン。

これが、典型的なリバウンドの正体です。

ダイエット最大の問題点

私たちの身体や脳は、急激な変化を嫌います。

特に、あなたが無理して短期間で一気に痩せようとすると、脳は大反発してきます。

かえって、あなたに「食べさせよう」としてくるのです。しかも、甘いものや油ものなどを。

この反動が出てきたとき、体重が増えるスピードは速いです。

みるみる、体重が増えていきます。

困ったことに、こういうときの食欲は、なかなかコントロールできない。

どんなに意志が強い人でも、こういうときの食欲をおさえるのは、ほぼ無理です。

ダイエットしたあとの芸能人をみれば、このことはよくわかると思います。

よけいな説明はいらないでしょう。

みため勝負の、あれだけ人目にさらされるプロの人たちでさえ、無理なダイエットの後はコントロール不能になるのです。

これが、いままでのダイエットの最大の問題点でした。

無理な食事制限の結果・・・

僕がダイエットサポートをはじめたばかりのころ・・・12年ほど前にサロンに来られた方で、

食事の記録をつけはじめた直後からすごい過食になり、離脱していった女性がいらっしゃいました。

このとき、脳の反発のすごさを実感させられたのです。

じつは、痩せることが目的のダイエットでなくても、こういった「反動による過食」がおこります。

今から20年以上前の話ですが、僕自身、いろいろあってかなり体調をくずしていました。

もともと自然療法や東洋医学に興味があった僕は、ある治療院の指導のもと、厳格な食事療法を試すことになりました。

どんな方法かというと・・

「砂糖、甘いものすべて」「白米・白いパン」「肉類すべて」「乳製品すべて」「卵」「青魚」これらがすべて禁止。

食べていいのは、胚芽米、大豆製品、小魚、野菜、海藻、一部の果物。これを一日2食。

僕はもともと痩せている方でしたが、健康になりたい一心で、この食事療法を2年間続けました。

それほど甘いものが好きだったわけではないのに、禁止されるとよけいに食べたくなりましたが、必死で我慢。

つねに「健康になったらこれを食べよう!」と、食べることばかり考えていました。

そして2年後・・・

ある程度健康は取り戻せたものの、待っていたのは・・・

とんでもない反動でした。

とにかく食欲がとまらず、食べても食べても満足しません。ひどいときは、ごはんを2杯食べたあと食パン1斤食べていました。

こんな状態がしばらく続いたのです。

あまりにひどく、摂食障害専門病院に2週間ほど入院したこともあるくらいです。

このときのすごい体験はまた、別の機会にお話しします。

もともと痩せていてダイエットの必要がない僕のような人でも、厳格な食事制限を続けると反動で過食になることがあるのです。

こんな大失敗経験があったからこそ、僕の指導は、

「いかに食事制限をしないで、もしくは制限感なく、自然に痩せられるか?」

を、大前提としているのです。

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